カレッジリング (college ring) とはその意味のとおり「大学の指輪」です。米国の高校(高校の場合はカレッジではないのでスクールリングといいます)・大学で注文して購入するもので、好みの素材(10金とか14金とか18金とか白金とか)に誕生石を入れ、指輪の表に大学の名前・卒業年・学校のシンボルマーク、あとは好みに応じて自分の部活のシンボルなどを入れることができます。裏には自分の名前を彫ります。

自分の卒業した大学や打ち込んだ部活などの記念に作って、人によっては母校を誇りに思う気持ちから一生身に着けるようです。男性はけっこうごつい指輪であることが多く、女性用は比較的優しいデザインになっています。

他にも様々な種類があり、スポーツの優勝時に作るチャンピオンリング(英語表記では championship ring, 団体スポーツの場合はchampions ring)、クラブやグループなど同好の志で仲間の証しとして作る「クラブリング」(club ring)、表彰や 褒章を受けた記念の際の「記念リング」(award ring)、企業のマークや周年記念で作る「コーポレートリング」 (Coprporate ring)、職人がある程度の地位になった場合に作る「メソニックリング」(free mesonic ring)があります。また、結婚時のマリッジリングをカレッジリングと同じ形状で作る場合もあるようです。

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発祥や歴史

その原型は、「シグネットリング」(=インタリオリング)という、ヨーロッパ貴族が各々の紋章をリング上部に彫刻した大型リングといわれています。ヨーロッパにおける紋章で家柄を表すものは厳密な規則に従って作成され、分家や縁組などでそのバリエーションが生まれていくため、自らの出自を表すものとして一人ひとり別々のデザインで作られていました。封蝋に用いられ、リング上部の紋章を押し付け、「この手紙は間違いなく自分が書いて、封をした」証し(signet)とされていたのです。

日本では、この形状の指輪は「印台リング」といわれていますが、本来の目的・用途では理解されておらず、「指輪の形の一種」として普及しています。

米国における卒業記念リングの発祥は、1835年に陸軍士官学校卒業生(ウェストポイント。卒業生は初任が尉官で、同期の者のうち1人が必ず参謀総長になることが決まっているアメリカ陸軍きってのエリート集団)が作ったものが、アイビーリーグの大学にも伝わり、現在のように広まりました。

イギリス、アイルランド、アメリカ大陸各国、オーストラリア、南アフリカ、フィリピンなど英語文化圏で広く認知されていて、最も盛んなのは米国です。

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